2013年08月17日

アンドレアス・グルスキー展

kamiokande.jpg
kamiokande (2007)

一昨日、国立新東京美術館で行われている、
アンドレアス・グルスキー展へ行ってきた。
当初は、この写真展が目的ではなく、
前日にInstagramで新美術館の写真がアップされていたので、
もう一度、あの建物が見たくなり訪れたのだった。
しかし、せっかくだからと写真展へ足を踏み入れ、
作品を見たときに、あ、アンドレアス・グルスキーってあの写真の人か!
と思い出した。

この写真展で素晴らしかったのは、写真の脇に解説がまったく書かれていないこと。
配られた目録に、何点か解説があるのみ。
だからこれから行こうと思われる人は、写真展の意図としても、
この先は読まずに行ったほうが、より楽しめるかもしれません。


以前ネットで見たことがあったのは、
「ライン川」という作品。
どこかのオークションで、写真としては最高額の
3億3千万円という値が付いたといって話題になった。

流れる水と川原の草で構成されているグレーと緑のストライプの作品。
なぜに、これがこんな高額なものになるのか、
パソコンの画面で見てるときには、さっぱり分からなかったが、
会場に入っていきなり眼前に現れた、上掲の「カミオカンデ」を見たとき、
彼の作品の凄さに圧倒された。

巨大な縦2メートル×横3メートルほどの作品。
最初、コンピュータで描かれたなのかと思ったのだが、
よく見ると、右下に船が浮いている。。。
実際の場所を写した写真なのだ。
目録の解説によると岐阜県飛騨市の鉱山内にある、
ニュートリノ検出装置の内部を写したものだそうだ。
構図の緻密さ、細部まで写真に写しこむ技術。
感動した。

シリーズもので7点ほどあった、
「バンコク」
andreas-gursky-bangkok.jpg
Bangkok (2011)

全体として抽象的な美しい模様が描かれている。
しかし、よく見れば右上に丸いもの。。。これって。。タイヤ?。。
これは、雑誌や洗剤の容器などのゴミが浮いた川面を写した写真だったのだ。
それを、全く前知識なしで見てしまったもんだから驚いた。

madonna_gursky_sothebys.jpg
Madonna (2001)

これも縦3メートル横2メートルほどの巨大な作品。
左下で歌うマドンナ、演奏するバンド、PAスピーカーなどの舞台装置、
熱狂する観衆が緻密に写しこまれている。
どんな機材を使って、どうやって撮影したのか、俺にはさっぱり分からない。
コンサート会場をこんな風に撮った写真なんか見たことない。
驚愕。

cathedral.jpg
Cathedral 2007

モデルを撮影するカメラマンとスタッフを写してる。
なんとまあ、ダイナミックな構図。
こういう画は、先日見た河合玉堂の日本画にも通じると思った。
こういうのが俺は好きなんだな。

しかし、こんな小さなjpg画像では、まったく伝わらない。
また、あの巨大な作品を見てみたいものだ。

アンドレアス・グルスキー展
9/16まで

http://gursky.jp/
posted by Taro at 12:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
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